【第1話】365日サロンの仕上がり。美髪の秘訣は【髪質デザイン】
なぜサロンで綺麗に仕上がったヘアスタイルを、お客様は自分で再現できないのか。
答えは簡単でした。
まずはこちらの記事を読んでから、続きへ進んでくださいね。
【髪質デザイン】サロンで仕上がるヘアスタイルは、自分で二度と再現のできない『幻のヘアスタイル』
「髪型」は再現できない。
まずはこの事実を受け入れる事が、僕の新たな『ヘアデザイン』のスタートでした。再現不可能な「髪型」にこだわるのではなく、お客様がいつでも再現可能な「髪質」をデザインすること。
【髪質デザイン】という考えです。
美髪の秘訣は「髪質デザイン」
「髪型」ではなく「髪質」をデザインする。それが【髪質デザイン】という考えなのですが、「髪質」をデザインするにあたりまず理解しなければいけない事。それは髪の毛のダメージについてです。
髪の毛は生き返らない?
みなさんには少し衝撃的なお話になってしまいますが、髪の毛は2度と生き返りません。
そう、髪の毛はすでに死んでいる細胞「死滅細胞」なのです。切られたり削がれたりしても傷みを感じない事からもわかるように、毛母細胞で生成され頭皮から外へ出た瞬間から髪の毛はもう生きてはいないのです。
髪の毛は生き返らない。
この考えが【髪質デザイン】を考える上で最も大切なスタートラインなのです。
髪の毛は減点方式
髪の毛は「修復・再生」などのように治る事は一切ない。つまり減点方式です。
生まれたてのバージン毛を100点とするならば、
カラーをすると、-10点
パーマをすると、-20点
縮毛矯正をすると、-30点
これらはあくまでも目安の数値ですが、何もせずにいる髪の毛が1番点数が高く何かしらの化学的施術をするたびにその点数は引かれていくという考えです。
もちろんこれら化学的施術以外にも、毎日のドライヤーやアイロン、紫外線、これからの時期だと静電気など、あらゆる刺激により髪の毛の点数は減点されていくのです。
自宅でのセルフカラー。毎回毛先まで薬剤を塗っていると毛先はどうなるでしょうか?
「ダメージを治す」から「ダメージをさせない」へ
出典:http://www.chickensmoothie.com
治らないものは治らない。一見諦めのような発言ですが、僕はこの考えにこそ【髪質デザイン】への可能性を感じています。
【髪質デザイン】とは「ダメージを治す」ことではなく「ダメージをさせない」こと。まずはこの考えをお客様と僕ら美容師が共有する事。きっとそれが「美髪」への第1歩なのではないでしょうか。
次回は、【髪質デザイン】の具体例「マイナスのヘアケア」についてお話しさせて頂きます^ ^
まとめ
美髪の秘訣は何より【髪質デザイン】。
この【髪質デザイン】をしていく上で1番重要な考えが、髪の毛は生き返らないという事実を受け入れる事。
髪の毛の状態は刺激を与えるたびに減っていく減点方式なので、いかにして刺激を減らし減点させないようにするか。
「ダメージを治す」ではなく「ダメージをさせない」という考えをお客様と僕ら美容師が共有する事が【髪質デザイン】のスタートラインなのです。
【髪質デザイン】の第1歩は「マイナスのヘアケア」。
そのお話はまた次回させて頂きますね!
ではでは
ー 続きはこちら ー
【第2話】サロントリートメントはもって2週間?『マイナスのヘアケア』前編
いいね!して
oikemotokiの最新情報をチェックしよう!
いいね!して
oikemotokiの最新情報をチェックしよう!