【半年間の過程】くせ毛の人が縮毛矯正をやめてショートボブになるまで
くせ毛でお悩みの女性はとても多く、私のもとへも日々くせ毛に悩むお客様がご来店されます。
日本人の7割がくせ毛の素質を持つという説もあり、多くの女性の悩みの種であることは紛れもない事実です。
今日はそんな「くせ毛で悩む」とある女性が、半年間のご来店の末、縮毛矯正をやめてショートボブになるまで軌跡をご紹介させていただきます。
初回来店時
私が実際に担当させていただいているお客様の、麻美さん。この写真は、半年前に初めてサロンへご来店された直後に撮影したものです。
元々かなり強いくせ毛で、半年前に縮毛矯正をかけられていましたが、くせ毛からくる「もっさり感」「野暮ったさ」を解消したい、という麻美さんのオーダーのもと、縮毛矯正はせずにくせがまとまるよう「くせ毛カット」を施しました。
(その時の詳しい様子はこちら)
初回の仕上がり
ご来店時と比較すると、全体的にボリュームが収まり、フォルムもメリハリがついたことで、すっきりとした印象に仕上がっています。
もちろん、ストレートアイロンやブラシは使用せず、ハンドブローのみの仕上がりです。
麻美さんご本人にもとても満足していただき、私もホッと胸を撫でおろしました。
縮毛矯正をやめたい!という相談
それから1ヶ月後、2回目のご来店前の事前カウンセリングで、麻美さんからある相談を受けます。
前回、オオイケさんにカットしていただいてから、自分の髪質などをよく考えた結果、まっすぐにするのは自分には合ってないのかもと思っています!
なので、今後は縮毛矯正をやめて、くせを最大限活かす方向にしたいと思っています。
縮毛矯正をやめて「くせを生かす」方向へシフトしたい、というご相談です。
ちなみに麻美さんの初回来店時の髪の状態ですが、半年前に縮毛矯正をかけた履歴があり、私が担当させていただいたときは根元から7〜8cmが地毛(くせ毛)で、その先は縮毛矯正のストレート毛という状態でした。
そのときのカウンセリング時に「くせを活かしていくという方向性も選択肢の一つですね」というお話をさせていただいたのですが、この1ヶ月で決断されたようです。
「くせ毛カット」で徐々にくせ毛を活かしていく
「くせを生かす」という道を選んだ麻美さんには、それに相応しいカット(くせ毛カット)が必要です。
くせ毛の方のカット技法はとても独特。くせで広がりやすいからと無闇に梳(す)きバサミで梳いてしまう事はNGです。
梳く事によって軽くなった毛束は、より一層まとまりを失い、かえって広がりやパサつきの原因となってしまう恐れがあるからです。
「くせ毛カット」で徐々に縮毛矯正を脱していきながら、麻美さんのくせ毛を最大限に活かしていきます。
2回目の仕上がり
さて、くせ毛を活かしていくと決断してから、最初の仕上がりです。
初回の仕上がりと比べ、動きのあるスタイルに仕上がりました。ですが、まだ毛先の半分には縮毛矯正の毛が残っているため、完全にくせ毛を活かしたスタイルにはなっていません。
ここから定期的なくせ毛カットを繰り返し、徐々にくせ毛スタイルへシフトしていきます。
3回目の仕上がり
2回目のご来店から、1ヶ月半後のご来店。
2回目よりもさらに動きがあり、麻美さん本来のくせの動きが徐々に現れてきました。
「縮毛矯正をやめる」という決断をした後、パーマをかけて動きを出すという選択肢もありましたが、くせ毛カットを継続して無理なく理想に近づけていくという方法を、私たちは選びました。
できる限り髪の毛に負担をかけずに、素材を活かすという方法です。
4回目の仕上がり
さらに1ヶ月半後の仕上がりは、限りなく完成形に近づいていることがわかります。
全体的にくせによる動きがあり、ストレートの部分がほぼない状態です。
この頃には麻美さんも毎朝のセットの際に、毛先に僅かに残ったストレートの毛をカールアイロンで丸みをつける、という習慣を身につけていました。
初来店から半年後に「完成形」へ
そしてついに、初来店から半年後。麻美さんの「くせ毛を活かしたショートボブ」の完成です。
シャンプー後に、ホホバオイルをつけて自然乾燥のみの仕上がり。
セット方法も、麻美さんのくせ毛を最大限に活かした方法です。
パーマよりも自然な動きのある仕上がりに。
初めてお会いする方には、きっとくせ毛だと気づかれないですね。
サイドから見たときのフォルムも綺麗です。
くせ毛の膨らみを利用して、より頭の形が綺麗に見えるようメリハリのあるフォルムに仕上がっています。
カット次第でくせ毛は確実に活かすことができます。くせを無視せず、くせに対して素直にハサミを入れることが重要です。
初めてのご来店からの過程を見比べると、回を重ねるごとに「麻美さんらしさ」が、ヘアスタイルに表れているように感じます。
もちろんくせ毛に悩むすべての方が、麻美さんのような選択をする必要はありません。縮毛矯正でくせを抑える方法も、とても効果的な方法の一つです。
今回は「くせ毛を生かす選択肢もあるよ」という、一つのご提案です。くせ毛に悩むあなたの、参考になれば幸いです。
くせ毛に関するご相談/ご予約を、24時間365日受け付けています。お気軽にご相談ください。
縮毛矯正をやめた方の実例
縮毛矯正をやめてショートヘアにしたところ、毛先がハネてまとまらなくなってしまったお客様。「ある原因」を解消することで、動きのある大人な雰囲気のくせ毛スタイルに仕上がりました。
1年ほど前に縮毛矯正をやめてみたものの、うまくセットができずほとんど1つに結んで過ごしていたお客様。
手強いくせ毛を味方にすることで、パーマのような柔らかなショートヘアに仕上がりました。
くせ毛カットを売りにしている美容室へ行ったところ、四角いシルエットになってしまったお客様。
四角くさの原因を取り除き、くせ毛を最大限に生かしたショートヘアに仕上がりました。
毛先に縮毛矯正の残るロングヘアを、バッサリとショートヘアにしたいというお客様。
ゆるめのくせ毛を生かして、ハンドブローで仕上がるスタイルに仕上がりました。
20年間続けた縮毛矯正をやめて、くせ毛を生かしたショートヘアにしたいというお客様。
自然乾燥で仕上がるストレスフリーなスタイルに仕上がりました。
くせ毛ボブ/ショートの実例
小さなお子様がいることから、アイロンを使ってのブローを断念したお客様。
自然乾燥で仕上がる、くせ毛ならではの時短スタイルに仕上がりました。
LINEカウンセリングの末、「くせ毛カットでショートヘアにできるか一度見てください!」とご来店されたお客様。
くせ毛を生かした柔らかなショートヘアに仕上がりました。
幼少の頃から天然パーマにコンプレックスを感じていたお客様。
あえてくせ毛を受け入れ、オシャレ感のあるショートヘアに仕上がりました。
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