こだわり

まだ手書き?フリーランス美容師の『カルテアプリ』活用法とおすすめアプリ。

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『365日綺麗なヘアスタイル』

美容室で綺麗に仕上がるヘアスタイルではなく、僕ら美容師の手を離れた翌日からも常に綺麗でいられるヘアスタイル。

僕が目指すのはそんな「オーダーメイド」なヘアデザインです。

今日はその中で僕が大切にしている「あるアイテム」のお話をさせて頂きます。

お客様と美容師をつなぐ「カルテ」

美容室へ行くとお客様一人一人に「カルテ」を作成するというのはご存知かと思います。

僕も例外なくお客様のカルテを作成しているのですが、このカルテが担う役割というものが僕にとってはなくてはならないとても重要な要素なのです。

カルテなくして僕のサロンワークはあり得ません。

些細な情報もすべて記録する

これは僕が担当するあるお客様のカルテの一部です。

まずは【カット】【カラー】など技術的内容を書くことで、自分がお客様の理想を叶えるためにどういった技術を施したのか。人間の記憶とは曖昧なもので、自分がした技術でさえも時間がたてば忘れてしまう事もあります。

ですからこのように細かな技術内容や技法を記しておく事で、次回以降も無理のない長期的なご提案をする事ができます。

お客様の「ヘアストーリー」を保存していく事が重要なのです。

また【店販】などのお客様にご購入頂いたシャンプーやトリートメント、スタイリング剤をすべて記録しておく事で、その後のLINEを通じたアフターフォローなどの際に適切なヘアケアアドバイスをお届けする事ができます。

売って終わりではなく、それらの正しい使用方法までをしっかりとフォローする事が担当者である僕ら美容師の役割だと思うのです。

「モノ」を売るだけでなく「知識」を売ることで信頼関係が築けます。

正当化せず素直に書き込む

ついついカルテには良い部分のばかりを書いてしまいがちですが、お客様に頂いたご指摘や上手くいかなかった点も素直に書き込みます。重要なのは次回以降の失敗の確率を減らし、2度と同じ失敗を繰り返さない事です。

僕ら美容師にとっての「教科書」のような役割も、カルテは果たしてくれています。

お客様がコンプレックスを感じているデリケートな部分も記録します。そういったお客様の繊細な部分を共有する事も、長期的なお付き合いをしていく上で重要な点です。

僕ら美容師はそれらの悩みを解決する「問題解決業」なのです。

仕上がり写真は必須

もちろん仕上がりの写真も記録しておきます。

僕ら美容師の答え合わせの要素もありますが、お客様の普段のスタイリングの答え合わせとしてもとても重要な役割を果たしてくれます。ですからこれらの写真は毎回お客様のもとへLINEを通じてお送りしています。

毎朝その正しい仕上がり写真を見て、スタイリングをして頂くためです。

「過程」だけでなく「結果」を保存する事で答え合わせができるようになります。

セット方法は必ず把握する

お客様が普段ご自宅でされる「セット方法」は必ず記録しておきます。

これは【パーソナルデザイン】の基本でもある「お客様の普段のセット方法からヘアデザインを決める」という観点から、必ず把握しておくべき要素だからです。

お客様が普段どういったスタイリング剤を使い、どのようにセットをしているのか。

お客様ひとひとりの方法を記録し、時にはより良い方法へ修正しながらその都度更新していきます。

お客様と長期的なお付き合いを

これらのカルテ活用法は僕が毎日行っている方法です。リアルなものをお見せしたので文調などは目を瞑って頂ければ…

もちろん正解は1つではありません。あくまでもこれらは1つの「方法」に過ぎませんが、僕の場合「いかにお客様に寄り添いながら長期的なお付き合いをしていけるか」を日々考える中でこのような活用方法に辿り着きました。

すべてはお客様が『365日綺麗なヘアスタイル』でいられるように。

もっと素敵な活用方法などがあればぜひ教えてください^ ^

おすすめのカルテアプリ

美容師さんからのお問い合わせを多数頂きましたので、僕が使用している「カルテアプリ」をご紹介させて頂きます。

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詳細は画像をタッチしてみてください^ ^

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