自分で必ず再現できるようになる美容室での「新たなカウンセリング法」とは。
美容室での仕上がりに上機嫌でお会計を済ませ帰宅するあなた。そして翌朝…
「あれ?全然セットできない!昨日は良い感じだったのに何で!?」
美容室では納得の仕上がりだったのに、翌朝自分でセットをしてみたら全然違う。こんな経験はありませんか?
まずはこちらをご覧ください。
【第1話】
「思っていたのと違う…」美容室でオーダー通りのヘアスタイルにならない理由。
【第2話】
美容室へ行った翌日、自分でセットしてみたら全然違うヘアスタイルになった。
美容室で綺麗なヘアスタイルになるのは当たり前。問題はその後、自分でセットをした時です。
年間たった数回の美容室帰りだけ思い通りのヘアスタイルでも、それ以外の350日以上が満足いくヘアスタイルでなければ意味がありません。
ではどうすればこのような事態を引き起こさずに済むのでしょうか?
従来のカウンセリング法
これまで美容室でのカウンセリングでは、お客様の「希望」に応じて僕ら美容師が技術を施すといった流れが一般的でした。つまりお客様の「希望」からスタートというものです。
そういったお客様の希望を少しでも理想に近づけるため「セット・スタイリング」という名の魔法をかけてまで希望を叶えようと努力していました。
ですがこのような従来の方法の場合お客様が普段ご自身でされる「セット・スタイリング」という要素を無視してしまいがちです。
これが自宅で再現のできない『幻のヘアスタイル』を生み出す原因なのです。
つまりお客様の「希望」というゴールが大前提にあり、それを叶えるために手段を選ばないというのが、従来のカウンセリング方法なのです。
新たなカウンセリング方法
通常お客様の「希望」からスタートしていくカウンセリングを、まったく別の角度からスタートしてみてはどうでしょうか?
お客様の「セット方法」からのスタートする方法です。
これまでお客様の「希望」から入りヘアデザインしていたものを、お客様の「セット方法」からカウンセリングをし普段から再現できるヘアスタイルを決めていく。
そうすればおのずとお客様と僕ら美容師との仕上がりギャップは少なくなるのではないでしょうか?
「普段ご自分ではどのようにセットされていますか?」
「朝シャン派ですか?夜シャン派ですか?」
「ドライヤーは使いますか?アイロンは?」
「スタイリング剤はワックス?クリーム?それとも何も付けませんか?」
これらはすべてお客様の「セット方法」を知るためのカウンセリングです。
「今日はどんな感じにしますか?」
「何cm切りましょうか?」
といった「希望」を聞くカウンセリングではありません。
まずはお客様が自分でできる「セット方法」をしっかりと共有し、どの程度ならできそうかを相談する。その上で「希望」をお聞きして再現可能なヘアスタイルを決めていく。
従来とはまったく違う、「セット方法」からスタートするというカウンセリング方法です。
2回目以降は担当美容師もあなたの普段の「セット方法」を把握しています。その上でセットスキルが向上していけばその都度報告し共有していけば良いのです。
お客様の「希望」にとらわれ過ぎて再現性のないヘアデザインを施しても本当の綺麗は手に入りません。
ただ、もちろんお客様にも努力は必要です。
そのお話はまた次回させて頂きますね。
ではでは
ー 続きはこちら ー
なぜ美容師は「ヘアケア」の重要性をしつこく語るのか?
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